平成21年12月議会 清介の質疑及び一般質問
私的な反訳による速報です。正確には議事録によりご 私的な反訳による速報です。正確には議事録によりご確認下さい
発言の中で言い回しの不備な点などについては、括弧で注を付けております。
通告内容
1・高山市基本構想の改定について
 ア・目標人口9万5千人の設定に無理はないのか
 イ・産業振興計画等各種計画に反映できる数値目標なのか
2・平成22年度予算への要望と提言から
 ア・交通体系の整備について
 イ・市内全域の駐車場駐車場対策の必要性について
 ウ・古墳群の整備と出土品の
    体系的・総合的な管理による展示活用について     
 エ・知的情報センターとしての図書館機能の充実について
   ・パソコン利用者へのサービスの充実について
主な質疑応答
1,高山市基本構想の改定についてその目標人口の設定に無理はないのか。 その設定は7次総後期の中期目標として、地域を引っ張る成長管理の根本である。後期計画の中で各種計画に反映して進行管理していける目標なのか。
答弁)高い目標であるが、全市的な過疎高齢化、地域活力の喪失、地域コミュニテイの崩壊、伝統文化の喪失を食い止めるためにも、こうした目標で進みたい。

ア・交通体系の整備
交通体系の整備が求められている。地域公共交通の課題からも市域全域での調整が必要と考えるが今後の対応は。
答弁)高山市公共交通総合連携計画を策定中である。地域の足の確保、各種交通機関の総合連携の問題、のらマイカーの運行についても買い物、通院、通学、通勤等市民誰もが生活の足として利用いただけるような運行体系、特に中心市街地の活性化の視点というような視点も含めた、運行形態を検討していきたい。
イ・市内全域の駐車場整備
駅週計画も進み駅西駐車場の整備もカウントダウンに入った。市中心部に東西南北の駐車拠点が整うことになるが、これらを結んだ循環型で観光にも役立つバス路線なども必要となる。
民間を巻き込んだ駐車場計画が必要でないか。特定日の駐車場利用が急増している、奥飛騨地域も含めその対応は。
答弁)こちらも総合連携計画の結論を待ちたいと思う。特定日の駐車需要については、誘導員の配置、適切な駐車案内塔で民間と強力する中で対応していきたい。
ウ・古墳群の整備と出土品の展示活用
 文化財指定のない古墳等についてもその保存については手当が出来ないか。こう峠口古墳については旧国府町時代に周辺用地を取得しているが、史跡公園として整備が出来ないのか。
出土品の展示活用についてはどのような対応で向かわれているのか。
答弁)文化財指定のないものでも、土地所有者と協議する中で対応方法を考えていきたい。こう峠口古墳周辺整備については、県の許認可もあり検討していきたい。
出土品については現在風土記の丘学習センターでの展示活用に対応している。
エ・図書館機能の充実
図書館の情報機器の整備についてもっと力を入れて取り組めないのか。
答弁)これまでの経緯から様々な課題があることは承知している。関係各課と連携して対応を進めるつもりでいる。
質疑応答全文
1・高山市基本構想の改定について
 ア・目標人口9万5千人の設定に無理はないのか
 イ・産業振興計画等各種計画に反映できる数値目標なのか

清介)

 通告に基づきまして一般質問に入らせていただきます。大変現下の状況、多くに企業がデフレスパイラルの中苦しんでお見えになります。経済のパイの縮小が、これほど市民生活に影響を及ぼすということは、改めて私どもの認識するところであります。6月議会におきまして公共工事の入札用件につきましての緩和というようなことを取り上げさせていただきました。お願いをしておりました。 その後緩和もされましたが、昨日も「入札の広場」11月の入札状況を見させていただきました。一つの業界だけ大変厳しい価格競争の中で入札に応じておみえになる業界があるというふうに感じました。他の入札に関するパーセンテージそんなに低くございませんが、舗装業者の皆さんの大変苦しんでおられる姿を見させていただいております。(行政においても)それぞれそうした動向にも目を配られながら、今後景気対策雇用対策、そうしたものに目配りをしていっていただきたいと思っております。
 今回、2点につきまして通告をいたしております。高山市基本構想の改定についてということで ア・として目標人口9万5千人の設定に無理はないのか、イ・としまして産業振興計画等各種計画に反映できる数値目標なのか、ということを1点目として通告をさせていただいております。2点目として「平成22年度予算への要望と提言」からということで、午前中より各議員が取り上げられませんでした何点かを(私が)取り上げております。それぞれにつきまして理事者の見解を伺っていきたいと思います。
 第一点目として、基本構想の想定される9万5千人という設定に無理はないのかということでございますが、私はこれまでに議員になる前が「市商連」の副理事長ということで、6次総における課題ということを、組織として考えさせてもらったということが一回ございました。また、議員になってからは6次総後期計画における基本構想、前回は7次総における基本構想の議決にも加わらせていただきました。
 いろいろな面で、この構想が持つ議決用件ということの内容につきましては少し疑問を持ちながら、6月議会で新たなる「後期(計画)の基本計画における問題点」(基本計画後期計画の問題点)2点を指摘させてもらったところでございます。現実としてはどのような人口減少化社会に向かう中での目標を設定していくのか、もう一つは技術的にもそうした後期計画の中での留意点、目標の指標化ということで質問をさせていただきました。
 それぞれお答えをいただいたところでございますが、今回の基本構想という位置づけの中での数値目標のあり方ということで、少し理事者のお考えをお聞きをしたいと思います。
 ご承知のように、基本構想の議決要件というのは、自治法第2条4項に規定されている内容でございまして、6月でも申し上げましたけれども議決用件にはありますけれども、その構想の内容としては言葉の羅列による決意表明ということではないかということで、具体性を持った進行管理と指標の設定、そうしたことが必要であるといったことを言わせていただいておりますが、私が思うに基本構想に掲げられたような内容は 、一面では今後高山市が中長期の中で目標とする成長管理の目標である。どのようにして地域を成長させていくか、そうした管理指標をどのように組み立ていくかという事の問題でもあると、いうふうに私は認識をいたしているところでございます。
 そうした中で、今朝ほどから人口問題に関する質問が重なっておりますけれども、やはり我々が中期5年間の目標として、今までと大きく違う点は劇的に少子化と高齢化が進むという(点であり)、その内容をいかに進行管理、成長管理、地域の成長戦略の中に盛り込んでいくかということが問題であると認識をしているところであります。
 目標人口9万5千人の設定に無理はないのか、産業(振興)計画等各種計画に反映できる数値目標なのかというところは、そうした懸念を述べさせていただいているところであります。先ほども申し上げましたけれども、7次総策定の時点では合併がございまして、一年前倒しで 7次総を策定された。その中にあってそれに先立つ合併のまちづくり計画では、行政当局はこのままの行財政運営をしていけば、合併(後)10年間の特例期間が終わって後5年間(の調整期間)の中では、財政は破綻する。そういうシミュレーションを示されて、一応のそうした危機管理の中で行財政改革を進められまして、定員削減、借金残高の縮減、一般会計(から)の 繰り出し金の縮減という3大目標を着実にこなされて、この5年間の計画を進められてまいりました。これは大きな成果ではないかと思っています。そのときの目標が推定人口10万人でありましたけれども、(現実には)9万7千人から9万4千人へと大きく現状の人口が縮減(減少)されるなかで、今回9万5千人という数値を目標として出されました。これにつきましてはある意味では、あまり現状に即した目標を低位に置いては、すべてのまちづくりの指標においても意気の面においてもおかしいと、ある程度は少し大きめの数字で引っ張っていかねばならないということ(を)、私でも認識はいたします。 しかしながら現実の来年2月にもお示しになるなられるという総合計画の中では各種指標による市民との進行管理を重視される中にあっては、現実の姿として、現実のデータで現実を重視してその進行管理に努めなければならないという命題もございます。その中の一つの矛盾点が浮き上がってこないかという点が心配でございます。その辺のところにつきましてアとイの質問につきまして、第一回(目)の質問として理事者のお考えをお知らせいただきたいと思います。
西倉企画管理部長)
 基本構想の改定に伴う9万5千人という目標人口についてのご質問でございます。先程来お話をさせていただいている内容と多少重複をいたしますが、確かに全国的にも人口減少、さらには市においてもそうした傾向にある中で、今回9万5千人という目標設定というものは高い目標であるという認識は持っております。
 しかしながらこの9万5千人を維持していく為にですね、各施策を積極的に講じていくことによって、将来都市像としての優しさと活力にあふれる飛騨高山が実現するというふうに認識しています。万が一人口減少がそのまま進めば、現在の過疎高齢化が全市域敵に広がり、税収ですとか地域活力の低下、さらには地域コミュニテイの崩壊、伝統文化の喪失そういったものが予想されるところでございます。
 そうした意味合いからも、今回9万5千人という設定の中で取り組んでまいりたいと考えております。
 行政各分野の各種計画におきましても、この9万5千人という数字を反映させていきたいと考えておりますが、現状維持という視点でございますのでそのことによりまして支障が生じることは考えておりません。
清介)
 9万5千人の想定人数が高い目標であっても、これを目標にして各種計画の策定に入る。それを実現していくことが行政の役割であるといった、決意の表明ではなかったかと思います。その意気たるや大いにかってまちづくりに励んでいきたいということを私も感じております。
ただ6月にも言っていただきましたけれども、本来の基本計画の中で市民と協働をしながら、共通の目標を持ってまちづくりに取り組んでいきたいとご答弁がございました。これはやはり計画における目標の指標化を取り入れながら、市民とキャッチボールしながら同じ目線で、同じ定量指標を活用しながらローリングを重ねる中で進行管理を進めていく、そういった面も持っていると思います。
一歩進めばその定量指標の中に、市民の満足度指標というのが必ず今後出てくる。そうしたことが行政と市民の協働のまちづくりに一歩進む。そうした内容であると思っております。
 データで現実を直視していく、これが今後の計画の基本理念でありますし、これをはずしては共通の指標を作り得ませんし、またそれに基づくまちづくりを達成していくことが出来ないのではないかと思っております。
決意は決意として現実に今後2月に我々も一緒になってまちづくりのいろいろな計画を見させていただく。そういうつもりでおります。こうした中に一緒になって課題の解決に向かっていきたいと思います。

2・平成22年度予算への要望と提言から
清介)
続きまして、平成22年度予算への要望と提言からと通告をいたしております。アといたしまして交通体系の整備について、イといたしまして市内全域における駐車場対策の必要性についてと通告をいたしております。一部質問の趣旨それから内容について重複することがございますので、この2つを最初に申し上げて理事者の見解をお聞きしたいと思います。
 交通体系の整備というような通告をいたしておりますが、その内容は様々なものがございます。我々の高山市を取り巻く(公共交通体系の)環境を申し上げましても、私たちの行政区域の中に様々な交通手段が混在する中で、総合的に交通体系をどうやって整えていくか、民間乗合いバスの路線の問題、タクシー業者の皆様の役割の問題、市が地域交通バスとして確保している路線の問題、民間の交通事業者に対して運行委託している問題、それから福祉優勝運送の問題、こうした問題が混在する中にあって、今後の交通体系(について)どう補完しあって高山市の交通体系整えていくかということが一つの今後の課題でありまして、今(高山)市でも公共交通総合連携計画というようなものを策定に向かって、様々な事業者の皆様と会合を重ね市民の皆様の意向も聞きながら、その準備をしておみえになるということは聞いております。今後の地域の足の問題と総合交通体系の問題、ごっちゃになるような問題もありますけれども、こうした総合交通体系の問題が一つあると認識をいたしております。
 もう一つの、支所地域をはじめとする集落対策としての地域の足の確保。こうした問題が依然として私たちの高山市のも存在しております(し)。(現在高山市は)支所地域における(各支所の確保する)車両を活用した自主運行路線(地域福祉バス)の運行をしておみえになる。そうした中に今後その利便性(向上)に、回数の問題、時間帯の問題、それから運行の安全性についての問題、そういうような問題があるということも認識しております。
 (他の)もう一点は、中心市街地における自家用車に頼らない(徒歩)生活圏の設定という問題がございます。これはやはり公共交通をどのように回しながら、自家用車に頼らない(徒歩)生活圏を設定する中に、特定日の中心部へ流入する(車両の)交通対策としても、そうした視点から町を整えていく。こうした問題が交通体系の整備については我々の課題であると認識いたしています。このようなことについて少し理事者のお考えをお聞きしていきたいと思っています。
私たちは11月に、同じ様な合併による地域の公共交通の維持に大変ご苦労をなさっております、徳島県三好市におじゃまをいたしまして、その交通体系の問題、市営バスの運行の問題調査してまいりました。
 (三好市は)高山市と同じように広大な面積で四国で一番の面積を持つ、そうした広域(広大な)行政区域を持つということになりまして、3つの民会事業のバス会社があるとお聞きいたしておりますけれども、それらがカバーする面積はごくわずかの幹線道路沿いでしかない、あとは通学(用)の中型バスを有償運送をかけて地域の足の確保をしてお見えになる。
 そうした中で、そうしたバス路線(市営バス)が5つのバス路線を持っていても、そのバス停からまだ2キロ以上遠隔地の住民の皆様もお見えになるということで、 そこから(バス停)2キロ以上の住民の皆様には、年間48往復96回のデマンドタクシーの
助成制度、半額補助をしてみえる。
 大変地域の足の確保には苦労をされておる、その状況を調査をしてまいりました。県の補助500万円予をいれても、すべての面で1億2千万円くらいの経費がかかっておると(のことでした)。高山市はそんなにかかってはおりませんけれども、これは特別な地域のようでございます。運賃収入は1370万円、一般財源の持ち出しがそれ以外。交付税処置による一般財源の持ち出し、そうしたことに頼る地域交通の確保と言うことを大変苦労してお見えになる中で、担当者の言われる中には、4つの体系のものを(企画の中で)企画課がが管理をしていかなければならない、大変綱渡りすれすれの運営をされている状況を見てまいりました。
 一番の問題は、安全運行に対する責任の所在。市のバス運行では有償運送をかけましても大変心配な点がある。しかしそんなことは言ってられない、地域の皆さんの足の確保にはそれすらも心配の種ではない。とにかく確保することが第一というような状況でございました。
高山市はそれほどの地域ではない、まだいまだに民間バス路線との棲み分けと連絡、それから互いが補完しあう体制を組めば、非常にまだ円滑な交通への対応が出来るというような地域ではないかと思っております。そうしたことを見てまいりましたけれども、この点について今後公共交通総合連携計画の中ではどのような対応がしていけるのかと言うことをお聞きしたたいと思います。
その中身に付きましては、
・民間バス路線との棲み分け補完体制をどうとるのか、
・今までも議員の中から質問も出ておりますが、「のらマイカー」の福祉バスとしての位置づけを
 今後どのようにしていくのか、
・それからデマンドタクシーというようなことも言われますが、各種混在する運行体制 (を)、どの
 ように整理をしながら進めていくのか、
・中心部における自家用車に頼らない生活圏(徒歩生活圏)の設定の中で、公共交通としては
 高山市としてはどうのような考えがあるのか
ということを伺っていきたいと思っております。
 市内全域における駐車場対策の必要性につきましては、皆様ご存じのように高速道路の千円効果で大変特定日の駐車場対策(が)望まれておるのではないかと思っております。ここに9月21,22,23日連休の時の市内不動橋駐車場を中心とする(駐車)台数の統計も持っておりますが、20年度と比べまして倍以上(の台数となっています)。20年度が」300台、250台、250台というふうなら、今年度は600台、550台、340台というような、急激にふくれる交通渋滞・駐車需要(が見られます)。こういうものに対する緩和等、今後の駐車場計画等の見直しが必要ではないかと思っております。
又、この夏の平湯アカンダナ駐車場の駐車状況をお聞きをいたしましても、1000台駐車可能なスペースの中に、夜間泊まりの駐車台数が800台もある。朝一番でお見えになるお客様に対する交通渋滞、駐車(スペースの不足)そうしたものの解消はもう迫られているとお聞きしております。
こうした市内の全域の交通問題、駐車対策についてもその必要性を感じているものでございます。そうしたことについても見解を伺いたいと思います。
 駐車場対策といいますと、新たに駅週土地区画整理事業の中の、駅西駐車場がカウントダウンにはいるという状況にあります。今後西部方面からの受け皿としては駅西の駐車場、南部の天満駐車場、」北部の不動橋駐車場、そして東部のにあります別院それから煥章館周辺の市営駐車場群、又市内各所にあります民間の駐車場との連携、そうしたものが大変重要な位置づけになってくると考えております。各4大駐車場群の連携を深めるために、そうしたところを結ぶ循環型の観光に資するバス路線の考え方も必要ではないかと思っております。パーク&ライドに何が必要であるかといえば、交通の利便性の中で15分間待たせないバスの運行ということが言われております。そうした事のお考えがあるのかないのか伺い、2度目の質問とさせていただきます。
西倉企画管理部長)
 交通体系の整備につきましてご質問ありましたのでお答えさせていただきます。お話のように高山市公共交通活性化協議会という民間の団体等も入りました組織を立ち上げまして、今年度高山市公共交通総合連携計画という計画の策手へ向けて、現在検討をしていただいているところでございます。
何点か質問ございましたが、民間バストの棲み分けでございますが、その(路)線につきましては現状において一応高山市、地域と市街地を結ぶ幹線は交通事業者が、又地域間の移動ですとか幹線に説座区する部分は地域福祉バス、というように現在棲み分けをさせていただいておるところでございます。
又、のらマイカーにつきましては、これまでお年寄り、障がい者等の交通弱者に配慮したという位置づけでございます。これは現状もこれまでどおり考えていきたいと思っておりますが、さらに買い物、通院、通学、通勤等市民誰もが生活の足として利用いただけるような運行体系、特に中心市街地の活性化の視点というような視点も含めた、運行形態を検討してまいりたいと考えております。
デマンドバス・タクシーの利用というご意見がございましたが、各地域間の交通体系の見直しの中では、そうした視点も当然導入の可能性を探るというようなことを□□きして考えております。地域の実情に応じたもっとも効率的で効果的な公共交通について検討してまいりたいと考えておるところでございます。
民間バスにつきましては、循環型の観光バス等も運行している現状もございますが、協議会自体にも当該事業者さんが委員として参画されてみえますので、その中で十分検討をしながら提案につなげていきたいと考えている次第です。
今村基盤整備部長)
 それでは市内全域の駐車場対策の必要性についてお答えいたします。高速道路の整備あるいは土日祝日等、今ほど申されました高速道路の千円効果によりまして、市内の自動車交通等が非常に増大しております。高山祭りあるいはゴールデンウイークといった特定日以外の期間においても、非常に混雑をしております。市街地の道路あるいは駐車場で渋滞または混雑が発生するわけでございますが、対策の一つといたしまして交通誘導員の配置等はしておりますけれども、今後これまで以上にFM放送あるいはインターネット、または案内標識の設置等によりまして情報提供の充実を図ってまいりたいと思っております。又民間事業者の方(民間駐車場)とも連携をとりながら進めていくことが必要であるということで、適切な誘導を行いまして駐車場から目的地まで安全で楽しみながら歩いていくことが出来る歩行空間の確保、又利便性の高い移動手段の確保等の方策をとりまして、既存駐車場の収容能力で対応出来ないような場合につきましても、これまでもやっておりますが公共施設用地を確保したパーク&ライドの実施など方策をとりまして、中心市街地への車両流入の抑制も図って、市民の皆様、観光客の皆様の利便性、安全性を十分に考えた対策をとっていきたいと考えています。
 又、奥飛騨温泉郷地域についてのお話もございましたが、これについては限られた駐車場用地を有効に使って活用をしていく方策をとっていく必要があると考えておりますので、よろしくお願いします。
清介)
 大変いろいろな課題がございまして、今後の計画、施設整備、民間との協働、そういうところに待たねばならないと思っております。しかしながら、私昨日も朝のテレビで高山市の観光の動向(を特集した番組)等見せていただきました。改めて高山市の市民の皆様の暮らしぶりを見ていただくのが、高山の観光の基本である。テーマパークでもない、自然の暮らしの中に息づく私たちの暮らしを見ていただく、そうした中に我々の人口減少化社会にあっても、地域の豊かさの再評価で地域の活力を維持していく。そういうところの原点があるのではないかと思っております。
 何にいたしましても、交通渋滞ででそうした皆様への思いを断ってはならない。交通渋滞の解消といった政策も我々の観光政策、それから一番大事な地域を引っ張る成長戦略としての位置づけの中で充実を していって頂きたいと思っております。今後そうした内容を又(行政の皆さんと一緒になって考えていきたいと思っております。
 市長からも先ほどバリアフリーのまちづくりについてのコメントもございました。今の駐車場を連携する(連絡する)様な循環型、各地私も見てまいりました。神戸のシテイループから始まりまして、松江の循環バス(など見てまいりました)。高山市自身が直接経営にはいると言うことにつきましては、大変膨大な予算計上もしなければならないということもわかっておりますけれども、そうした考えが今後の中でも大事にしていかなければならない一つの方策ではないかと思っておりますけれども、その駐車場を連携する(連絡する)様な循環型のバスの考えにつきましても公共交通を充実させる中で、自家用車に頼らない、中心市街地の生活圏の設定と言うことの中での市長のお考えもお聞きしておきたいと思います。

 続ききまして、ウの古墳群の整備と出土品の体系的総合的な管理による展示活用についてお伺いをいたします。
 先日松山議員の主催される「シンクタンク国府村」のイベントに参加させていただきまして、私の知らない古墳群のお話を聞いてまいりました。現場でそうしたお話をお聞かせいただく中にありまして、もう少し史跡等に指定されていない古墳群の管理についても、高山市は何らかの手を打てないかと言うことで、質問をさせていただくものであります。
私が先日見せていただきましたのは、「かうと洞一号古墳」、「 〃 2号古墳」という規模は小さいんですけれども、なかなか内容が充実した古墳でありました。特に2号古墳の方は先日深部市場でも取り上げられました奈良桜井の茶臼山古墳、この内部の石室と同じような組み立てで作ってある、非常に私たちにとっては珍しい古墳の石室形態を見せていただきました。
 惜しむらくはこうしたところが民間の用地内にあるため、少し荒廃をいたしておる、少し入り口部分も崩壊して何とかしたいのであるけれども、このままでは貴重な文化遺産が荒廃のままさらされるというお話を聞いてまいりました。
 数から申し上げますと、そのとき同行してくださいました酒井先生のお話では、旧高山市内には86基の古墳がある。旧古川町には102基の古墳があるというお話でございました。それに比べて旧国府町地内には387基の古墳があったと。内145基はこれまでにいろいろな事情で破壊された。現在242基が史跡として残っているというような状況であるということであります。
 これは大変貴重な文化遺産でありまして、何とかそうした古墳群の一原理について取り組めないのかということにつきまして一点お聞きしたいと思います。埋蔵文化財につきましては、県の許認可が必要であるということも言われておりますけれども、こうした荒廃するままに任せておくのではなく、何らかの手当が出来ないのかというのが一点でございます。
 又、国府には亀塚古墳、大塚古墳、こう峠口古墳といった大きな規模の古墳がございまして、亀塚古墳はいわゆる学校の建設のために戦前に取り壊されてしまった。そこから出た甲冑が高山市に戻ってまいりまして、京都での修復を終え、今度国府支所が完成の暁には皆様にお披露目が出来るというような、貴重な文化財も秘めておるそういう地域でございます。こう峠口古墳は、県下最大の横穴式石室を持ついわゆる前方後円墳ということが言われております。私も小さい頃小学生、中学生の頃何遍もあの古墳群へ行って、中へ入らせていただいて見た思い出もありますけれども、その「こう峠口古墳」の周辺はかつて国府町時代に用地を確保されて、それを公園用地等に整備できないかということでそのまま放置されている。そういう状況にあるという事もお聞きしております。第2点といたしまして「こう峠口古墳」周辺整備については、史跡公園の考えも含めて、整備が出来ないのかということをもう一点お聞きしておきたいと思います。

続きまして、知的情報センターとしての図書館機能の充実についてと通告をいたしております。
先日、ご承知のように図書館、煥章館は指定管理者図書館流通センターの管理にゆだねられているところでございます。年報というものがあるということで、取り寄せまして見させていただきました。大変多くの皆様にご利用いただいておる。3年間にご来場(ご来館)いただきました来館者数を見ましても、毎年30万人台、(平成)18年19年は36万人台、20年が34万人台で推移している。こうした利用者がたくさん利用していただいているのが煥章館(です))。そして貸し出し点数にいたしましても54万点、55万点、53万3千点というような膨大な数を、市民の皆様にご利用いただいている中核としての生涯学習施設という認識でおります。
もっともっと、市長の英断によりまして夜間の利用が出来るように煥章館の利用時間を改めていただきましてから、非常に多くの皆様にご利用いただいておるのが煥章館であると認識いたしております。又、各種サービス指標というのを見ましても、住民一人あたりの貸出し冊数 、登録者一人あたりの貸出し冊数、蔵書回転率全て見ましても全国平均より上回っているのが現状のようであります。多くの皆さんにご利用いただいている施設でありまして、私も休日には図書館、煥章館へ出かけまして利用させていただいている一人でございます。今まで以上に(従来より)多くの皆様がご利用されている姿を見て、本当にうれしく思うそういった一人でございます。
 ただ、いろんなデータを見させていたきましても、AV機器をはじめとする、文字を読むといった機能ばかりでなく、情報を収集する、インターネットによる情報収集、そういったものを組み合わせながらビジネスに利用されている。そうした市民の皆様の姿も見させていただいております。惜しむらくは、私が(年報にある)この数値を見させていただくまでもなく、最近パソコン利用者の数がめっきり減っておったというのが現状ではないかと思います。
 その理由もお聞きいたしました。その主な理由が、ソフトの部分でまだウインドウズミレニアム程度のものが多かったと。最近の利用者の利用にはなかなか当を得た利用が出来ないと言うことで敬遠されがちであったと。又、以前のインターネット講習会に使った機器の再利用であった為、故障がちのものが多かったということもありまして、大変残念なことであるなと感じてまいりました。そういうこともありまして、少し利用を控えていただくような期間もあったと聞いております。
知的情報センターとしての活用ということになりますと、皆さん(現状では)XP(対応機器)で、何かやっていけない様な(仕事が出来る)パソコンが使えませんと、(特に)若い人ははっきりしていますので、私の周りでもそういわれる方が何人もいます。出来ましたらこういう事につきましては、パソコン利用者の利便性を高めるにも、定期的な更新と機器の選定については慎重にしていただきたいと(思います)。
 一階にありますようなAVコーナー等におきましては、デスクトップ型の機器がどうしても必要になる。それから2階の(閲覧室で)いろいろな活用をしていただくにはノート型が一番いいというような利用者声もあるわけですので、定期的に図書館としての機器の整備ついては、もう少し力を入れていただきたいと思います。図書館法は公立図書館の利用については無料ということを位置づけている、大事な生涯学習施設であります。そこの情報機器の定期的な点検に、きちんと対応していただけないかということを最後にお聞きいたしまして一般質問を終了いたします。
土野市長)
全市的な駐車場の整備を含む、交通体系の一元化の問題につきましては、先ほど説明がございましたように、「連携会議」でいろいろな関係の方々で協議をいただいているわけでありまして、その結果を待ちたいと思っております。
 いずれにしても4百数十満人の方にお越しいただいている地域でございますので、それらのことに対する対応をとっていかねばならないと思いますが、駐車場の整備ということになりますと、その適地の問題もありますし、そこをなかなかうまく回せるかどうかという問題も出てまいりますので、そういうことも含めて十分検討して参りたいと思います。
寺境教育委員会事務局長)
それでは私の方からは、古墳群の整備と出土品の体系的総合的な管理による展示活用について、お答えさせていただきます。
まず古墳の数でございますが、少し数字的にとらえ方が違うところがあるとも思いますが、現在市内には高山地域、国府地域で381カ所の古墳が、県の遺跡台帳には登録されております。議員申されましたとおり沢山の古墳が点在しているということでございます。これらの古墳につきましては、文化財指定の有無にかかわらず文化財保護法により保護されておりますので、市では所有者の方に適正に保存していただけるように指導させていただいているところでございます。尚、保存に対する支援につきましては、文化財指定しているものに限ってでございますけれども、保存修理に対しての補助制度があるわけでございます。
質問にございました「かうと洞」古墳につきましては、やはり現在土砂が流れ込んでいるような状況がございますので、現地を確認しまして所有者の方と相談した上で、今後保存のための対応をしていきたいと思います。その他の古墳につきましても、その都度対応して参りたいと考えておりますのでよろしくお願いします。
今村基盤整理部長)
「こう峠口古墳」を中心とした、公園整備が出来ないかということでございますが、「こう峠口古墳」は県の文化財に指定されております。その周辺につきましても調査あるいは県の許可が必要になるというような、課題も多くございますので、今後様々観点の中で検討が必要でないかと考えておりますので、よろしくお願いします。
野川市民部長)
図書館におきますパソコン利用者へのサービス充実についてお答えさせていただきます。知識基盤社会の進展に伴いまして、必要な情報をよりスピーデイかつ容易に取得することは重要なことと考えております。こうした社会的課題に答えるため、図書館のマルチメデイアコーナー又2階の閲覧室におきまして、インターネット検索サービスを提供しているところでございます。
 図書館が知的情報センターの拠点としての機能につきましては、ただいま議員おっしゃられましたとおり、現状といたしましてはいろいろ課題を抱えているところでございますが、市民の皆様に快適にご利用いただけますように、いろいろな意味での関係各課との調整をただいましているところでございますので、今後ともサービスの向上に努めて参りたいと考えているところでございますので、どうかよろしくお願いします。
清介)
少し終わることばかり考えておりまして、大事な質問を抜かしておりました。ウの中の「出土品の体系的総合的な管理による展示活用について」抜かしておりました。
 さすが局長は、尋ねられないことにはお答えにならないという事のようであります。
大変失礼いたしました。
 私が子供の頃、よく土器片を集めにあちこち行ったという思い出がございます。荒城谷の方では安国寺様が大変そのような出土品の管理をして見えたということが、私の小学生の頃の思い出として残っています。
古墳群がたくさんある国府地域、それからいろいろな地域に出土品というものが管理されているわけでございます。本来は出土したその地域できちんと管理をされるのが、市民の皆さんの誇りでもあり、住民の皆さんの誇りでもある。そういう管理が必要であると思いますが、学術的な研究であるとか、一体的管理の中で文化的な価値のあるものを保存するというのも一つの方法でないかと思います。
 こうした出土品の管理についてもどのような考え方なのかお聞きをして、本当に最後の質問とさせていただきます。
寺境教育委員会事務局長)
大変失意例をいたしました。もう少し気を遣ってお伝えすればよかった思いますが、市内の各地に保管してあります出土品につきまして、一元管理が出来ないかということでございますが、現在出土品につきましては赤保木町の風土記の丘学習センターの他、国府文化財保護センターなど、各支所地域の10カ所の倉庫等に保管をしております。これらは全て歴史資料としては大変貴重なもので、保管すべきものでございます。大変量も多く、一カ所では管理するには大きな施設が必要でございますので、現在では大変困難な状況となっています。
 このため、全てを一カ所に集積をして管理をするということよりも、市民の皆様や研究者の方々の」閲覧の要望の多いといったもの、それから展示物として活用可能なものについて、いくつかの展示施設に集約をして活用をしていく方法が有効でないかと考えております。
現在風土記の丘学習センターにおきまして、このような資料を集めさせていただいておりまして、多くの方にご利用いただけますよう資料整理や展示替え等の作業に取り組んでいるところでございますのでお願いします。